将来、お金に困らないか怖くありませんか?
私は、とても怖いです。
漠然と貯金をしているものの、「月々の貯金はこの額で十分なのか」、「このままだと老後に困らないのか」という恐怖をよく感じています。
積立目標を明確化しないと行けないと思い、過去にライフプランナーに相談したこともあるのですが、保険や謎の証券を紹介されてしまい、現在のところライフプランナーと名乗る人は怖いです。
そのようなとき、ある厚切りジェイソンのインタビューを見て、エクセルで計算してみたところ、将来お金に困るのでは?という不安がある程度解消することができました。
この記事は、その時の備忘録です。
厚切りジェイソンがいう「4%ルール」とは?
みかけた記事は、以下の通り。

かなり乱暴に言えば、4%ルールは、「資産を年利4%で運用して、増えた4%だけ使えば、働かないでも生きていけるじゃん」というもの。
今までアセットアロケーションだとか、個別株のスクリーニング方法だとかの本を読んできましたが、腹落ちはしてきませんでした。
それに比べて、この4%ルールは、非常に明確でわかりやすく、私の心に響きました。
年利4%で運用できるのか?
一方でこうも思いました。
「いやいや、年利4%って実現不可能じゃない?」
そう思うかもしれませんが(というか、私が疑っていたんですが)、結論だけ言うと、インデックス投資で年利4%は実現可能です。
ここで過去の株式の年利が公開されており、1900-2017の平均年利は、5.2%!
全世界のインデックスを買えば、ほっておくだけで、年利4%の実現が期待できます。
年間80万貯金で、65歳どこまで貯まるのか?
ということで、ざっくりしたシュミレーションです。
現在、私は、年間80万円の積立投資をしています。金額算出理由は、至極単純で、夫婦2人の積立NISA上限が80万円だから。
以下前提で、積立投資を実施したら65歳(引退年齢?)時点の資産と、使える4%はいくらなのか?を試算してみます。
- 期間: 30歳から65歳の35年
- 積立額: 80万円/年
- インデックス利回り: 5.1%
結果の表は、以下の通り。
年齢 | 西暦 | 資産額(万円) | 4%の金額(万円) |
30 | 2020 | 0 | 0 |
31 | 2021 | 80 | 3 |
32 | 2022 | 164 | 7 |
33 | 2023 | 252 | 10 |
34 | 2024 | 345 | 14 |
35 | 2025 | 443 | 18 |
36 | 2026 | 546 | 22 |
37 | 2027 | 653 | 26 |
38 | 2028 | 767 | 31 |
39 | 2029 | 886 | 35 |
40 | 2030 | 1011 | 40 |
41 | 2031 | 1142 | 46 |
42 | 2032 | 1281 | 51 |
43 | 2033 | 1426 | 57 |
44 | 2034 | 1579 | 63 |
45 | 2035 | 1739 | 70 |
46 | 2036 | 1908 | 76 |
47 | 2037 | 2085 | 83 |
48 | 2038 | 2272 | 91 |
49 | 2039 | 2468 | 99 |
50 | 2040 | 2673 | 107 |
51 | 2041 | 2890 | 116 |
52 | 2042 | 3117 | 125 |
53 | 2043 | 3356 | 134 |
54 | 2044 | 3607 | 144 |
55 | 2045 | 3871 | 155 |
56 | 2046 | 4149 | 166 |
57 | 2047 | 4440 | 178 |
58 | 2048 | 4747 | 190 |
59 | 2049 | 5069 | 203 |
60 | 2049 | 5407 | 216 |
61 | 2049 | 5763 | 231 |
62 | 2049 | 6137 | 245 |
63 | 2049 | 6530 | 261 |
64 | 2049 | 6943 | 278 |
65 | 2049 | 7377 | 295 |
結果ですが、65歳時点で、総資産は7377万円、算出された資産の4%の額(年間で使える金額)は、年間295万円。
うーん、思ったより多いという感想ですが、年間で使える金額を見るとちょっともの足りませんね。
持ち家でかなり節約すれば、なんとか行けるが、カツカツという印象です。
病気をしたら一発アウトですね。
このデータから、夫婦で年間80万円積み立てたとしても、老後資金には若干心もとないと私は感じました。
やっぱり100万円ぐらい必要じゃない?
ではいくら貯金すれば、老後安心できるのか?
一ヶ月30万円で生活するとして、年間360万円はほしいなと私は思うわけです。
そこで、以下のように積立額の前提のみ変更し、年間貯金額を100万円に変更した場合のシュミレーションもしてみました。
- 期間: 30歳から65歳の35年
- 積立額: 100万円/年
- インデックス利回り: 5.1%
資産推移が、以下のとおりです。
年齢 | 西暦 | 資産額(万円) | 4%の金額(万円) |
30 | 2020 | 0 | 0 |
31 | 2021 | 100 | 4 |
32 | 2022 | 205 | 8 |
33 | 2023 | 316 | 13 |
34 | 2024 | 432 | 17 |
35 | 2025 | 554 | 22 |
36 | 2026 | 682 | 27 |
37 | 2027 | 817 | 33 |
38 | 2028 | 958 | 38 |
39 | 2029 | 1107 | 44 |
40 | 2030 | 1264 | 51 |
41 | 2031 | 1428 | 57 |
42 | 2032 | 1601 | 64 |
43 | 2033 | 1783 | 71 |
44 | 2034 | 1974 | 79 |
45 | 2035 | 2174 | 87 |
46 | 2036 | 2385 | 95 |
47 | 2037 | 2607 | 104 |
48 | 2038 | 2840 | 114 |
49 | 2039 | 3084 | 123 |
50 | 2040 | 3342 | 134 |
51 | 2041 | 3612 | 144 |
52 | 2042 | 3896 | 156 |
53 | 2043 | 4195 | 168 |
54 | 2044 | 4509 | 180 |
55 | 2045 | 4839 | 194 |
56 | 2046 | 5186 | 207 |
57 | 2047 | 5550 | 222 |
58 | 2048 | 5933 | 237 |
59 | 2049 | 6336 | 253 |
60 | 2049 | 6759 | 270 |
61 | 2049 | 7204 | 288 |
62 | 2049 | 7671 | 307 |
63 | 2049 | 8162 | 326 |
64 | 2049 | 8679 | 347 |
65 | 2049 | 9221 | 369 |
結果ですが、なんとか総資産が9000万円を超え、算出された資産の4%の額(年間で使える金額)が、360万円を超えてきます。
これなら、暮らしていける気がしませんか?
ということで、私は、まずは最低年間100万のインデックスへの積立投資を実施してみようかと思っています。
結果が出るのは、2050年頃ですね。
最後に
上記のシュミレーションは、前提をかなり単純化しています。というのも、アホな私の納得感を増やすため。(条件が増えるとわけわからなくなる)。
子供のお金のかかる時期も検討していませんし、インフレ率も未考慮、利回りの調査も適当で、リスクも検討していません。
しかし、なんとなく積立投資による金銭的自由への道が見え、将来お金に困るのでは?という不安がある程度解消された気がします。
ということで、毎年の積立を頑張るぞ!と思うのでした。
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